水晶バッキーボール（フラーレン）の機能と、その原理についての考察（仮説）

以下は、筑波大学名誉教授　板野肯三さんへのインタビューの結果をまとめたものです。

【背景】

　アセンド・ラピス編集人の高橋は、渋谷のパワーストーンのお店「エンジェルストーン」で定期的にヒーリングウエーブのセッションをしています。ヒーラーのSさんまたはKさんに必要な音と時間をリーディングしてもらってから、クライアントの方に音を受けていただくセッションです。

　その時、大型の水晶バッキーボールをスピーカーの前に置いて使っています。このバッキーボールのエネルギー増幅効果は、霊的なエネルギーの波動を体感できるSさんとKさんが経験的に発見したもので、使う場合と使わない場合では、全く結果が違います。なぜそうなるのか、理由を調べようとフラーレンに関する文献を探しましたが、（当然ですが）このようなスピリチュアルな現象と結びつける説明はどこにも見つかりませんでした。

　そこで、目に見えない世界を科学者として探求されている筑波大学名誉教授の板野肯三さんにお願いし、実際に大型バッキーボールを使ったセッションを体験していただき、どのようなことが原理的に考えられるかお尋ねしました。その時のインタビューの内容を高橋がまとめたものが以下となります。

【完全体】

　バッキーボール（フラーレン）の構造は、地球上の三次元で表現できるものの中では、完全体のひとつだ。神の完全性が形態として表現されたものともいえる。(神の完全性自体は、神の魂そのものの中に表現されているので、あくまで形態に映し出されたものという意味である)

　神の完全性が形態に表現されると、その形態に周りのエネルギーが共鳴する。「形態の完全性」は、周囲のエネルギーを調和の取れた方向にまとめてくれる。いいかえるとバッキーボールの形態自体が、エネルギーの共鳴体となっている。これは、宇宙の空間的な性質の奥には、形の中に働きの理念を投影するメカニズムがあるためである。フラワーオブライフの図形はそのひとつの例だ。

【エネルギーの変換装置】

　別の言い方をすると、音の波動は、その音が持つエネルギーを運ぶキャリアーとして働いている。同じように、フラーレンの形態も、形自体がエネルギーを運ぶキャリアーになっている。フラーレンの形は、周囲のエネルギーを取り込み、自分の中で変換して、調和した純粋なエネルギーに調整して（女性性）、それを外部に発散する（男性性）という働きをしている。周囲のぼうっとしたエネルギーを吸い込み、それをシャープにして放射する。カメラのオートフォーカスのような機能を持つ、エネルギーの変換装置である。

【波動の調整】

「形態の完全性」の働きとして、「純粋でないもの」（波動の歪み）を矯正する力がある。バッキーボールの実際の効果として、ネガティブな想念の影響を受けないことが観察されているが、これは言い換えるとネガティブな想念エネルギーを癒して浄化しているともいえる。一般の人が出すネガティブエネルギーよりも、フラーレンのチューニング能力の方が高いからだろう。もしバッキーボールを使う人が、意図して強力な悪想念を、バッキーボールを通して放射すれば、ネガティブエネルギーが増幅される（バッキーボールを悪用できる）可能性があるが、通常のネガティブな想念エネルギーは無自覚で発しているものなので、「形態の完全性」の力の方が勝り、調和した波動に変換されるのだと思われる。

【素材が水晶であるべき理由】

　バッキーボールは、天然の水晶を使って、フラーレンの形を表現しているが、水晶はこのエネルギー共鳴と変換に特に適した素材である。天然の水晶は、霊的なエネルギーへの共鳴性が高いからだ。完全にニュートラルであり、余計な波動が含まれていないので、高い波動に共鳴するアンテナになりやすい。

　（＊高橋注）なお、この水晶の性質を生かすために、パワーストーンショップ「エンジェルストーン」では、素材は全て天然のランク5Aの水晶を使い、バッキーボールを作る時に不純なエネルギーが入らないように、リセラ（波動調整装置）を使って波動を調整した上、瞑想状態で制作しているとのことです。

【エネルギーの増幅】

　バッキーボールにおけるエネルギーの増幅は、水晶自体が持つ性質が働いていると考えられる。

　バッキーボールと同じ働きを持つ形態として、例えば、ワラをよって作る「ねじねじ」というものがある。「ねじねじ」は、ゼロ磁場からエネルギーを引き込んでいるためにエネルギーが増幅されると考えられる。だが、これは素材がワラなので、エネルギーの性質が違い、かつ強くなりすぎることが観察されている。

　やはり、ヒーリングウェーブの精妙な波動を調整・増幅するためには、純粋な水晶を使うことが素材的に最も望ましい。