本を作りたい方へ

私(編集人、高橋)は、アセンションのために活動する市井のマスターの方の本作りをお手伝いしています。

 

私自身は、すでにリタイアしており、この仕事で稼ごうとは思っていません。実質的に、非営利の活動をしています。私と同じくリタイアした方や、この世的な野心のない方などのために活動しています。

 

私が、商業出版社と同じことをしていると思った方が、あなたがやっていることは、趣味でやっているのと同じだと、私を批判したことがあります。まあ、そう見えると思います。いろいろな文脈で、私の活動に関わる方がおられるので、私がやっていることを理解していただこうと思い、この文章を書いています。

 

営利目的の出版社と同じビジネスモデルでの活動はしていません。やろうとしてもできませんし、やりたくありません。自費出版のサービスでもありません。非営利目的のグループが、啓蒙活動のためにする出版とも違います。理念として一番近いのは、英治出版だと思いますが、そことも違います。

 

著者の転生の集大成として、魂の個性のエネルギーを形にして残すことのお手伝いをしています。

著者の方との出会いも、最終的に、本ができるかどうかも、神様任せです。

途中で消えた企画もたくさんあります。

 

この世的な請負業務ではないので、私がお手伝いしたいと思うかどうかが、一緒に仕事をさせていただく前提条件になります。

一旦、一緒に仕事をするとなれば、私自身、著者の方を世に出す活動にコミットしていきます。活動は信頼関係に基づいてします。

途中でなんらかの理由で関係が終了することがあります。これまでの経験では

①読者目線からツッコミを入れたら、腹を立てて縁を切る人

②自分がやりたいこの世的な願望実現のために、神様ごとを利用する人

③自分の思う通りになるのは当然だと、どんどん要求をエスカレートさせる人

などがいました。

このほか、私の方が、著者への無意識の偏見を持っていたため、相手を怒らせてしまったことがあります。ただ、私の方から中止することは、余程のことがない限りありません。

 

立ち消えになった場合でも、その時点での成果物、プロトタイプの使用権は差し上げています。

これまで、アセンドで出版に至らなかったプロトタイプを、著者がご自分で他社に持ち込み、最終的に出版に至ったケースもあります。

最終的に紙の本の出版を断念した場合でも、ご自分で、キンドルで電子書籍の出版ができるよう、ePubデータを提供しています。

 

私自身は、出版業界で働いた経験がなく、長年ITの会社でシステム開発をしてきた人間なので、システムを作るやり方で、本作りをしています。ただ、本もシステムもプロダクトデザインですので、本質は同じだと思っています。

商品の価値を決めるのは、お客さま(読者)だと思います。書店で販売する商品なので、必ず、期待以上の価値を提供する必要があると思います。

同じ内容でも、見せ方や説明の仕方で、受け取られ方は変わります。読者にとっての価値を作り込むのは、著者と編集人の共同作業だと思います。

 

本を作る過程で、人の目に触れて、客観的でリアルな評価を受け入れることも大切だと思います。他者からの指摘は、厭うべきものではなく、自分を跳躍させるバネとして利用することができると思います。

 

最後に、お金のことについてお話しします。

プロトタイプが出来た段階で、出版のための契約書を交わします。

何冊作るか、価格いくらで配本するかは、著者の方と相談して決めます。

契約締結後、2~3ヶ月以内に完成させて出版します。合意した保証数で、印税をお支払いします。また、印刷費を含む諸経費を加えた金額に相当する冊数を、著者価格で買い取っていただきます。

従って、印税と相殺されるような場合は、著者の負担なしで本を作れます。

 

これまでの経験から、本が売れるかどうかは、著者の知名度によります。私がお手伝いする方は、現時点で知名度のない人なので、自動的に売れるということは通常はありません。

わたしの方でできる、販売面のお手伝いは、新刊の注文扱いで書店に配本することと、アマゾンとキンドルで販売することです。書店への営業などは、著者の方主導で行っていただく必要があります。

一般には、著者の方が、ご自分で各種イベントで販売するとか、図書館に寄贈するとか、知人に献本することが多いと思います。

一定の期間を過ぎたものは、その時点の販売予測から、弊社に一定の在庫を残して、残りを引き取っていただくか、処分させていただくことになります。

 

独自の世界観や体験を持ち、それを世に広めたいと考えている方で、商業出版のお金儲けの目的が肌に合わない、一方、自費出版は高くて手が出せないと思っている方は、ぜひ、デザインやDTPができる友達に仕事を頼む感覚で、ご相談ください。

私自身、新たな著者様との出会いを求めております。