虐待されたペットを保護した人

その日は予約が2名入っていたのですが、晩から翌日にかけて、大雨の予報が出ていたためか、キャンセルになりました。お店は16時から20時までいればよく、21時からは自宅でスカイプ会議の予定だったので、今日は誰も来ないと思うと、かえって気が楽でした。

 

パワーストーンを買いに来るお客さんの波が途切れたので、スタッフのケーシーさんに、音を浴びないかと持ちかけました。ケーシーさんは、サポートブレストいう、エネルギーティな機能のあるブレスレットの石を選ぶ能力のある人です。ケーシーさんの飼い猫のTちゃんが血尿を出すので心を痛めていることを知っていたので、Tちゃんに必要な音を遠隔でかけてあげると申し出ました。ちなみに、Tちゃんはもと保護猫で、ケーシーさんがタビちゃんを引き取って育てているのです。

 

ケーシーさんは喜んで私の実験に協力してくれることになりました。ケーシーさんはテキパキと、ヒーリングウェーブの音の一覧が載った紙を見ながら、音を選んでいきます。音の名前を見ると、松崎さんの魂の記憶の中のどこかにあるデータに反応して、必要な音がわかるのだそうです。

 

音は全部で1000以上ありますが、病名を見ても、データがないときはそもそもわからないのだそうです。彼女の魂の中に、いろいろな病気のデータがあるということは、長い転生のなかで、病気のデパートみたいになっていたこともあるのかもしれません。そうだとするとこれはもう、彼女の存在自体が愛であるとしか言えません。

 

Tちゃんに必要な音は、神経というカテゴリーの中の、「神経―正常な状態」「ニューロン軸索」「坐骨神経痛A」でした。ケーシーさんによると、猫の中には、飼われた人間の環境のネガティブ波動を身代わりのようになって受けてしまうものがいるそうです。タビちゃんも、そういう事情で脳の神経に障害があるのではないかと彼女は言いました。獣医さんによれば、打つ手はないのだそうです。そう言われてみると、破壊された脳細胞同士のネットワークを元に戻す「ニューロン軸索」という音は、虐待を受けてきた猫の境遇にぴったりです。「坐骨神経痛A」というのは、Tちゃんは少しびっこを引いているので、その関係があるのかもしれません。

 

血尿が出る原因は、普通に考えれば、泌尿器の炎症のように思えるので、臓器の音をかけてしまいますが、実際は脳の神経に関係があるというのは、重要な視点かもしれません。こういうことは、物質次元のことしか見えないお医者様にはわからないでしょう。

 

かける時間は2分。この数字は、彼女を指導しているガイドの霊人から来るものなので、正しいのでしょう。上から降りてくる時間は、基本的に、どの音も、1分から3分くらいです。

 

もし、ヒーリングウェーブの音が、物質の次元に働きかけるものなら、当然、もっと時間がかかっておかしくありません。1回の施術では、エネルギーの次元の波動調整が実際にそれくらいの時間で完了してしまうということなのでしょう。それくらいの時間しかかからないのだと思った方がいいと思います。ただ、1回で調子が良くなるどうかは、場合によると思います。

 

Tちゃんへは、遠隔で、この3つの音を、毎日2分づつ送ることにしました。

2週間くらい経った頃、Tちゃんの血尿は無くなりました。

 

ヒーリングウェーブの音は、動物に対しても、人間の音と同じ音で効果があると言われています。また、動物の方が、疑いがなく純粋なので、人間よりも、早く効果が出ると言われています。